この絵本の内容紹介あらすじ

東日本大震災で犠牲となったペットと人との絆を描き、震災の真実と命の大切さを語り継ぐ物語絵本。被災したペットと飼い主を絵で結び付けようと活動している著者が、実話をもとに生み出した物語。

東日本大震災の津波で、ミニチュアダックスフントのチョビは、飼い主のたえちゃんの目の前で、たえちゃんのお母さんとともに、津波で流されてしまいます。海の上で目を覚ましたチョビは、お母さんの居所を知らせようと、陸に向かいます。たえちゃんに出会えたチョビでしたが、たえちゃんは気づいてくれません。
実は、チョビはもうこの世の存在ではなくなっていたのでした。お母さんとチョビを捜すたえちゃんは、見えない存在のチョビに導かれるようにして、お母さんとの悲しい再会を果たします。
見えなくても、「いつもそばにいるよ」と、チョビは思うのでした。

絵本「ぼくは海になった」の一コマ
絵本「ぼくは海になった」の一コマ2
絵本「ぼくは海になった」の一コマ3