この絵本の内容紹介
さわんさわんと風が吹くと、紅葉が空に飛び出しました。
赤い紅葉や黄色い紅葉、茶色い紅葉に穴あき紅葉、たくさんの紅葉が空を舞います。
くるくると空に舞った紅葉が地面に落ちるとふわふわの絨毯になりました。
その紅葉の絨毯の上に、今度はドングリがぼとんぼとんと落ちてきます。紅葉はドングリの暖かなベッドになったのです。
そして、ひゅるるるるるると冷たい風が吹くと、紅葉の葉っぱはまた空に舞い上がり、遠くへ遠くへと飛んでいくのです。
真っ青に澄んだ空の色や赤や黄色の紅葉のコントラストがとても美しくて賑やかで、それでいて時として穏やかな秋の様子を演出します。
「さわんさわん」や「ぽとんことん」と軽やかなオノマトペも面白いお話です。
秋の音や匂い、情景までもが心に伝わってくるような気持ちになることでしょう。秋を探しに外にお出かけしたくなること間違いなしの絵本です。