この絵本の内容紹介
お父さんに連れられて、男の子は海にやってきました。
太陽に照らされて、砂浜は白色に輝きます。波はきらきらと笑っているかのようです。
男の子が歩くと、砂浜は「さく さく」と音を立てます。その砂浜が熱くとも、男の子は目の前の海に夢中になって、サンダルを脱ぎ捨てて走り出しました。
青い海では波が寄せては返し寄せては返し、「ざざーん ざざざざざざざ ざっぱーん」と音を立てます。
男の子が海に足を浸けると、水温の冷たさを感じます。波が寄せると白い泡が「ざわざわざわ」と足のまわりに浮かんできます。波の雫を舐めると海特有の塩辛さが口に広がります。
男の子はパンパンに膨らんだ浮き袋を抱えて海の中へ入っていきます。波に揺られて、楽しそうな、気持ち良さそうな表情です。
夏の海が目の前に広がるかのような絵本です。太陽のジリジリとした暑さや海のヒンヤリした冷たさ、夏ならではの高揚感まで伝わってきます。