この絵本の内容紹介あらすじ

「あら、よっと。ほら、よっと」
たこ8さんは今日も元気にお仕事をしています。

太い眉毛に口ひげが立派、頭のハチマキがとっても似合う大工のたこ8さん。たこなので腕が8本あり、仕事の早いこと!名人と呼ばれる腕前です。

たこ8さんのもとには、たくさんのお仕事の依頼が届きます。カブトムシのダンナは、兜を集めるのが大好きな奥さんのために棚を作ってもらいました。あっという間に立派な棚が出来上がり、カブトムシの夫婦は大満足です。

お次は、元気のないイカさん。周りにぎっしり家が建ち並び、窮屈な生活を送っているのでため息が漏れます。そんなイカさんのために、大きな音で思いっきりドラムを叩ける地下室を作りました。

そんな腕の良いたこ8さんのもとには、ついにお化けのお客さんが!家がなくなって泣いているお化けさんのために、たこ8さんはアッと驚く家を建ててしまいます。家の壁をハンマーでボコボコ叩き始めたのです。

さて一体どんな家ができあがるのでしょうか?

大工さんというお仕事は、子どもにとっては比較的馴染みのある仕事ですよね。
たこ8さんの絵本では「大工の仕事を知る」というよりは、大工さんというお仕事をしているたこ8さんの身に起こるストーリーを楽しむことで、「仕事」というものに触れることができます。

ページをめくりたくなる、展開が読めなくて気になってしまう、たこ8さんの世界観に吸い込まれるような楽しい絵本です。