この絵本の内容紹介あらすじ

お伊勢参りのふたり組、喜六と清八が主人公。旅の途中で、何気なく投げたすいかが昼寝中のきつねにぶつかります。これが、一度仇されると7回だまして返さないと気がすまないといううわさのきつね「七度狐」だったからさあ、大変……。ふたりはきつねに化かされて、川でもないのにはだかになってわたろうとしたり、こわーいおばけが出てきて伊勢おんどをおどらされたり、のてんやわんや。

型染めの技法で絵本を作る田島征彦氏が、上方落語の傑作『七度狐』を下敷きに本書を作りました。大阪弁のテンポよいやりとりとダイナミックな構図の絵の組み合わせで、こわくておかしいおはなしをお楽しみください。

絵本「しちどぎつね」の一コマ