この絵本の内容紹介あらすじ

お日様が照りつけるなか、麦わら帽子を被った二人の少年が魚釣りに出かけます。

この二人の少年の名前は「ゆきちゃん」と「せいちゃん」。二人は同じ日に生まれ、同じ家で育った双子の兄弟です。

ゆきちゃんとせいちゃんは、顔がそっくりで、やることも同じなのですが、だからと言っていつでも仲良しとは限りません。

絵本「ふたりはふたご」の一コマ

二人の少年は魚釣りに出かけたのですが、お互いの釣り糸が絡まってしまうと喧嘩になってしまいました。

「せいちゃんが わるい・・・・・・。」「ゆきちゃんが とろくさい。」と言い合いながら、取っ組み合いの喧嘩をしてしまいます。

ところが、二人が喧嘩をしている間に絡まった釣り糸に魚が掛かりました。そして、一緒に釣竿を引っ張り、ようやく魚が釣れると二人はすっかり仲良しです。

どっちが釣った魚でも二人で仲良く食べようと魚を大事に抱えていたのですが、魚が飛び跳ねて逃げてしまうと、またもや双子の二人は喧嘩になってしまうのでした。

大喧嘩した二人は、もう一緒に遊ぶものかと喧嘩別れしてお互いに違う方向に駆けていきます。

さて、双子の少年は無事に仲直りすることができるのでしょうか。最後は、双子ならではの展開が待っています。

この絵本は、双子の絵本作家の合作絵本です。双子の絵本作家だからこそ伝わる、双子ならではの仲の良さや葛藤が描かれたお話です。