文:マーガレット・ワイズ・ブラウン
1910年、ニューヨークに生まれる。児童書の編集者をへて、20代後半から創作をはじめる。多くのすぐれた画家と組み、42年の短い生涯の間に100冊以上の作品を発表した。幼い子どもの感性に訴える文書に定評があり、『ぼくにげちゃうよ』『おやすみなさいのほん』、『おやすみなさいおつきさま』『いぬ おことわり!』など多くの作品が日本でも愛読されている。ゴールデン・マクドナルドの筆名で出した『ちいさな島』により、1947年コルデコット賞を受賞。
作品一覧を見る絵:バーバラ・クーニー
1917年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。名門女子大学スミス・カレッジで美術史を専攻、その後ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグでリトグラフとエッチングを学ぶ。1959年に「チャンティクリアときつね」でコールデコット賞を受賞し、1980年にも「にぐるまひいて」で同じ賞を受賞するなど、二度コールデコット賞を受賞した数少ない絵本作家で、生涯110冊以上もの絵本を残した。
作品一覧を見る訳:松井 るり子(マツイ ルリコ)
1957年岐阜市生まれ。お茶の水女子大学家政学部児童学科で本田和子先生に児童文化を学ぶ。1991年秋から1年間米国に滞在し、シュタイナー幼稚園にて保育参加。現在の仕事は新聞、雑誌への寄稿、講演など。著書に『ごたごた絵本箱』『絵本いろいろお話いろいろ』『わたしのまわりは美しい』(学陽書房)、訳書にアニタ・ローベル『毛皮ひめ』『スヴェンさんの橋』(セーラー出版)、シャーロット・ゾロトゥ『あらしのひ』(ほるぷ出版)ほか。
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