この絵本の内容紹介
「生まれる! 生まれる!」と教室を飛び出し、全速力で家に帰るミズちゃん。
家に着くと、犬のパールが7匹のかわいい子犬たちを産んだところでした。
子犬たちのおなかについているひものようなものに気付いたミズちゃんは、お母さんに「これ、なあに?」と尋ねます。お母さんの話で、パールと子犬たちがへその緒でつながっていたこと、さらにはミズちゃんもお母さんとへその緒でつながっていたことを初めて知ったミズちゃんはびっくり。
「人はみんな、生まれてくるまでお母さんとへその緒でつながっているのよ」というお母さんの言葉に、ミズちゃんの頭の中ではお母さん、おばあちゃん、ひいおばあちゃん……とへその緒が次から次へとつながっていきます。
へその緒の先端はどこからつながっているのかな……?と疑問に思うミズちゃん。その夜、ミズちゃんは不思議な夢を見ます。たくさんの赤ちゃんとつながっているへその緒の一番元にいる「最初のお母さん」のへその緒をミズちゃんが握っているのです。
そして、それをクイッとひっぱると……!?
仕掛けをめくると思わず「あっ」と驚いてしまう感動の世界が待っていますよ。
ご先祖様から脈々と受け継がれてきた命のつながり、そのたくさんの命が今の自分につながっていることを視覚的に胸に響かせてくれる一冊です。