この絵本の内容紹介
絶大な支持を集める“さだまさしの「詞の世界」”を、当代きっての画家たちが感性豊かに描く、待望の絵本シリーズ。その第1弾は、あの名曲『案山子』。都会でひとり暮らしをする子どもに対して、「元気でいるか」と気遣う親兄弟の思いを、その歌詞に乗せてしっとりと描きます。
(本書あとがきより抜粋)
「ひとりじゃないんだよ」
実は、僕は今でもこの歌を歌いながら心の中でそういうメッセージを送り続けている。人が人であり、親が親であり、子が子である限り、この歌は誰かが淋しいときに隣に腰掛けて、誰かの心を暖める歌なのかも知れない。自分で作った歌なのに、そう客観的に思える程時間が過ぎた。うん。やはり歌は作るのではなく何者かによって作らされるのだと思う。自分でも気に入っている大切な歌のひとつだ。
さだまさし