この絵本の内容紹介
ベストセラー絵本作家が初めて描く
今いちばん伝えたい大切なメッセージ
何をするにも「イヤだ、イヤだ」ばかりいっているアンちゃんに、ママは話しました。
「ねぇ、アンちゃんの あたまのうえには、かみさまがいるの しってる?」
「え? かみさま?? そんなのいるわけ ないじゃん」
「かみさまは、アンちゃんのこと だーいすきだから、いってることを ホントにするのよ。イヤだ ばっかりいってたら、かみさまは、ホウ、アンちゃんは、イヤなことが すきなのかって おもって イヤなことを あつめてくるのよ」
それでも、ぜんぜん信じないアンちゃん。ところが、ある日、ピカッと輝く光に包まれながら、ちいさくて可愛らしいかみさまがやってきます。
「アンちゃんにみせたいものがある、ぞなもし」
かみさまは、アンちゃんにいろいろなものを見せながら、大切なことを伝えました……。
アンちゃんが、かみさまに見せてもらったものって、なんだと思う?
子どもと一緒に「やさしさ」の大切さを味わいたい、心があたたかくなる絵本です。
《のぶみさんからのメッセージ》
ぼくの小さいころ住んでいた家は、キリスト教の教会でした。おとうさんとおかあさんは、牧師さん。住んでいた家の1階が礼拝堂です。ぼくは、なんの宗教でもないけど、小さいころ、おかあさんに「かみさまは、見てるよ」ってよく言われました。かみさまは、たまにぼくを成長させるために「それ、やれなくもないけどマジでやんのかよ~」ってことを かみさま試験として出してきます。それをがんばってこえると 必ずいいことが起こる。いいことが起こるのは、かみさまが「そうそう、その調子!」って言ってくれてるような気がぼくはします。自分がした優しさのなかに かみさまは、いるんじゃないかな? だから今日も自分から優しくしよう。かみさまがいつも見てるから。