この絵本の内容紹介あらすじ

ひとはみな、一本の木である。モノクロームの世界が美しい想像力を育む絵本

本書はていねいに紡ぎ出された一本の桜の木の一生のものがたりです。
えんぴつ一本で描かれたモノクロの世界に、限りなくシンプルな言葉で綴られています。
そこに感じられる色や音やにおい、温度や空気感、 思惟や心の動き。
読むひとそれぞれの感性によって、物語は大きく豊かに広がっていきます。
人生と重なる一本の木の物語が、読む人の心を静かに温めます。贈り物にもぴったりの1冊です。

深い山あいの谷川の近くに一本の桜の老木がありました。
やがて嵐が起こり、枝は折れ、谷川に流されます。
一本の木は川を流れ、やがて大海原を漂います。
どこにいてもどのようになろうとも確かなことは、自身が一本の木であるということ───。

絵本「一本の木がありました。」の一コマ
絵本「一本の木がありました。」の一コマ2
絵本「一本の木がありました。」の一コマ3
絵本「一本の木がありました。」の一コマ4
絵本「一本の木がありました。」の一コマ5

【想像力を育む絵本】『一本の木がありました。』紹介動画