この絵本の内容紹介あらすじ

雨ニモマケズ

風ニモマケズ

雪ニモ 夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫じょうぶナカラダヲモチ

よくハナク
決シテいかラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

一日ニ玄米げんまい四合ト
味噌みそト少シノ野菜ヲタベ

アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニ

絵本「雨ニモマケズ」の一コマ

ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ

野原ノ松ノ林ノかげ
小サナかやブキノ小屋ニヰテ

東ニ病気ノコドモアレバ
行ッテ看病かんびょうシテヤリ

西ニツカレタ母アレバ
行ッテソノいねたばヲ負ヒ

南ニ死ニサウナ人アレバ
行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ

北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ

ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ

サウイフモノニ

ワタシハナリタイ

絵本「雨ニモマケズ」の一コマ2

「雨ニモマケズ」は、宮沢賢治が亡くなった後に発見された遺作の詩です。この誰でも耳にしたことのある名詩を松成真理子が見事に描き上げた美しい作品です。

誰に誉められるわけでなくとも誰かのために尽くせるような人間になりたい、そんな宮沢賢治の想いが伝わってくることでしょう。