文:メアリー・リン・レイ
多くの著作で知られるアメリカの児童文学作家。ルイジアナ州生まれ。デラウェア大学卒業。学芸員時代にアメリカの手工芸について研究。日本語に翻訳されている絵本に『満月をまって』(掛川恭子訳/あすなろ書房)、『いつでも星を』(E.B.ホワイト賞受賞、長田弘訳/ブロンズ新社)がある。彼女はたいてい、普通の人なら眠っているはずの時間に物語を書く。その物語は、彼女が暮らすニューハンプシャーのサウスダンブリーにある古い農場が舞台となっていることが多い。...
続きを読む・作品一覧を見る絵:バーバラ・クーニー
1917年ニューヨーク市ブルックリン生まれ。名門女子大学スミス・カレッジで美術史を専攻、その後ニューヨークのアート・スチューデンツ・リーグでリトグラフとエッチングを学ぶ。1959年に「チャンティクリアときつね」でコールデコット賞を受賞し、1980年にも「にぐるまひいて」で同じ賞を受賞するなど、二度コールデコット賞を受賞した数少ない絵本作家で、生涯110冊以上もの絵本を残した。
作品一覧を見る訳:掛川 恭子(かけがわ やすこ)
東京生まれ。津田塾大学英文科入学し、在学中に乙骨淑子、奥田継夫、山下明生、八木田宜子らと同人誌「こだま」に参加。卒業後、カナダのアルバータ州立大学に学ぶ。主に英米の児童文学・絵本の翻訳にたずさわり、キャサリン・M・ペイトンの「フランバーズ屋敷の人びと」で大人の間でも評判になる。ついでL・M・モンゴメリの「赤毛のアン」シリーズ10冊を完訳した。
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