この絵本の内容紹介あらすじ

あきちゃんは、従兄弟のはるくんと一緒におじいちゃんの畑にやってきました。畑にはハート型の葉っぱがたくさん。畑に植わっているのはサツマイモです。

畑からは土の匂いがふんわりと立ち上がり、これから始める芋掘りにワクワクが止まりません。

まず、あきちゃんが力任せにサツマイモのツルを引きちぎろうとしますが、ツルは強くて切れません。
すると、はるくんがハサミを持っているというのでツルをパチパチ切っていきます。

ツルを切り終えてどかしてみると、ツルの下には虫がうじゃうじゃ隠れていたのです。はるくんは、びっくり驚いてあきちゃんの腕にしがみつきます。

はるくんは虫が出てこないように祈りながらサツマイモを掘り始めます。でも、一人の力ではなかなか抜けません。そこで、あきちゃんと一緒に力を合わせて一生懸命にツルを地面から引っ張ります。

すっぽーん!!っと勢いよく抜けたツルには、なんと7つもサツマイモがついていました。
次はあきちゃんが芋掘りを始めますが、どうやらサツマイモは1つしかついてなさそうです。あきちゃんはがっかりしながらも掘り出してみると……抱えるのがやっとというほど大きなサツマイモが出てきたのでした。

お芋掘りに夢中の二人でしたが、遠くからおじいちゃんの声が聞こえてきます。おじいちゃんは原っぱで焚き火をしていたのです。
あきちゃんとはるくん、そしておじいちゃんの三人で焼き芋を作り始めますが、上手に美味しい焼き芋はできるのでしょうか。

芋掘りをとおして秋の自然を目一杯に感じることのできる絵本です。読み終わると焼き芋が食べたくなるかもしれませんね。