この絵本の内容紹介
ある日のこと、森にいた小さなおばけちゃんは誰かの泣き声を耳にします。その声のもとに近づくと、うさぎの子どもが迷子になって泣いていたのです。
おばけちゃんは、うさぎちゃんに声をかけ、一緒に遊んであげると慰めます。今夜は十五夜、満月の綺麗なお月様にお供えをすることにしました。
おばけちゃんは、お三宝(月見団子などを供える木の台)やススキを飾りますが、うさぎちゃんは団子がないと言って泣き止みません。
そこで、おばけちゃんは、ホッカホカでとっても美味しそうな月見団子に化けるのでした。すると、うさぎちゃんはすっかり泣き止み大喜び。
ところが月見団子があまりにも美味しそうなので、うさぎちゃんはついつい団子をかじってしまいます。この月見団子に化けていたのはおばけちゃん。うさぎちゃんにかじられたのが痛くて泣き出してしまいます。
うさぎちゃんはお母さんとはぐれて迷子になり、おばけちゃんはうさぎちゃんにかじられてしまい、十五夜のお月見は散々です。このあと、無事にふたりはお月見を満喫することができるのでしょうか。