この絵本の内容紹介あらすじ

ふねくんは小さな貨客船。小さな港町で、人や荷物を運んで暮らしています。

ある日、港町に住む男の子が、ふねくんのところにやってきてお願い事をします。

「とおくへ ひっこした ともだちに てがみを とどけてくれる?」
「いいとも!」
ふねくんは二つ返事で引き受け、まだ行ったことのない、大きな港町を目指して、元気いっぱいに船出します。

途中で嵐に遭遇して沈みそうになりながらも、危ないところで難を逃れ、マイペースに進み続けるふねくん。途中でイルカと出会っておしゃべりしたり、大きな客船とすれちがったり、見たこともない大きな虹を見たり。いろんな体験をしながら、たのしい海の旅が続きます。

絵本「ふねくんのたび」の一コマ

はっきりした色彩で小さな子どもが見やすい絵と、1ページに2〜4行ほどの短めでわかりやすい文章。ページごとの構図はほぼ同じですが、ページを開くたびに大きく表情を変える海に、最後まで新鮮な気持ちで読み進めることができるので、読み聞かせ初心者の親子にもぴったりです。

長い長い旅の末、大きな港町へ到着したふねくんを、最後にわくわくするような仕掛けが待っています。ぜひふねくんと一緒に、親子でわくわくしてくださいね。無事たどり着いたあと、友達へ渡した手紙の中身にも注目です。