この絵本の内容紹介
夏が来るとメガネうさぎのうさこは、とっても嬉しそうな様子です。それは、海が大好きだからです。さっそく、うさこは海へ泳ぎに行こうと張り切ります。
友達と一緒に海へ出かけようとするうさこですが、友達は海坊主が出るのが怖くて海に行きたくないようです。
でも、海坊主が出るのは、夜の海だけなので安心して海へ遊びに出かけることになりました。
一方、うさぎ達が海坊主を恐れている様子を木の陰から眺めていたのは、おばけです。そのおばけは、海坊主に化けて、うさこ達を怖がらせようと張り切った様子です。
そこでさっそく、おばけは夜の海へと出かけていき、海坊主のもとを訪ねます。それから、海坊主になりたいのだとお願いするのでした。
ところが、おばけは化けるのが苦手、しかも泳ぐのも苦手なので困った様子です。おばけは海坊主の力を借りながら、来る日も来る日も泳ぐ練習に励みます。
ようやく泳げるようになったおばけは、次は海坊主に化ける作戦を考えます。おばけは白い体を真っ黒に塗ってみますが……海に入ると塗料が取れて白い体に戻ってしまうのでした。そこで、おばけは黒い毛糸で服を作って、海坊主に化けることにします。
そうして、泳げるようにもなり、海坊主にも化けることができたおばけは、やっとのことでうさこ達を驚かせに向かうのですが……。