この絵本の内容紹介
あるところにリンゴの木が一本。
そこに鳥が飛んできて、リンゴを一つ取りました。
「ぼくにも つばさが あったらなあ」
ねずみ君はそう思いますが、飛ぶことは出来ません。リンゴを取りたくても叶わないのです。
今度はサルがやってきて、木に登ってリンゴを一つ取りました。
「ぼくも きのぼり できたらなあ」
ねずみ君は木登りも出来ず、リンゴを取ることは出来ません。
ゾウがやってくると、長い鼻を伸ばしてリンゴを一つ取りました。キリンがやってくると、長い首を活かしてリンゴを一つ取りました。
「ぼくも はなが ながかったらなあ」
「ぼくも くびが ながかったらなあ」
ねずみ君は他の動物達が羨ましくて仕方がありません。あれこれと試行錯誤しますが、他の動物達のようにリンゴを取ることは出来ません。
そんなとき、アシカがやってきて……。
ピクトブック編集部の絵本談議
アシカも空を飛んだり、木登りしたり出来ないよね。鼻も長くないし、首も長くないし……。
そうなんだよね。アシカも出来ないことばかりなんだ。
けど、ねずみ君と協力したら出来ることがあるかも!