この絵本の内容紹介
ミシェルは長い間、闘病を続けている女の子。なかなか病気が治らないことであきらめかけていた時、窓の外から羽のはえた本をみつけ、手に入れた。ミシェルがその本を持ったまま眠ってしまうと、夢の中で山中伸弥先生に出会った。山中先生は羽のはえた本を広げていろいろな話をしてくれた。
家の中でボヤを起こした少年の頃の山中先生。高校生の時に父親を亡くし、医者になることを決心した。だが、手術がうまくできずに臨床医をあきらめたことも。研究医として生きていくためにアメリカの研究所にわたり、寝ずに研究に励んだ日々。帰国後、研究がうまくいかず、心が疲れてしまったこと。挫折の中で恩師の言葉と仲間の励ましであきらめずに研究を続けた結果、発見したiPS細胞とノーベル賞の受賞。今もiPS細胞で不治の病を治すために現在も研究を続けている。
山中先生の、好奇心を持ち続け、あきらめない姿勢は、闘病中のミシェルの心を勇気づけた。ミシェルは闘病に前向きになっていった。