文:マーガレット・レイ
1906年、ドイツのハンブルグ生まれ。画家や写真家などを経て、夫ハンスとともに絵本作家となる。1946年米市民権を得る。二人の合作である「ひとまねこざる」(’41年)は広く人気を博している。「ひとまねこざるときいろいぼうし」(’41年)、「ゾゾ」(’42年)、「ろけっとこざる」(’57年)、「ひとまねこざるたこをあげる」(’58年)などのシリーズとなる。夫婦合作では主にテキストを書いている。
作品一覧を見る絵:ハンス・アウグスト・レイ
1898年に、ドイツのハンブルクで生まれ。幼い頃から動物好き、絵も2歳のときから描いていたというが、絵の学校で正式に学んだことはない。ハンブルクとミュンヘンの大学で哲学と医学と語学を学び、その後、ドイツの大インフレを避けて南米へ渡り、1923年から35年まで、リオ・デ・ジャネイロの親類の商社に勤務。1935年、ハンブルクからきたマーガレットとふたりで広告代理店をはじめ、まもなく結婚してヨーロッパへ新婚旅行に出かけ、そのまま4年もパリに居...
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