この絵本の内容紹介
がいこつさんがベッドで寝ています。目が開いているので起きていると思いきや、それは目ではなく穴なのです。
穴は空いていますが、紛れもなくがいこつさんは寝ています。たまには寝返りだって打つのでした。
でも、なんだか寝つきが悪そうながいこつさん。何かを忘れているような気がしてのそっと起きてしまうのでした。
何を忘れているのか思い出せないがいこつさんは、椅子に腰掛け考え始めます。
目覚まし時計を掛けるのを忘れているのかとも考えますが、がいこつさんは早く起きる気もないので違います。
他にもあれこれ考えてみますが、思い出せないのでぶらっと散歩に出かけることにするのでした。
洗濯をするのを忘れているような気もしましたが、がいこつさんは洋服を着ていないのでそれも違うようです。
電話をするのを忘れているような気もしましたが、がいこつさんに急ぎの用事もないのでそれも違うようです。
散髪するのを忘れているような気もしましたが、がいこつさんには髪がないのでそれも違うようです。
他にもポストを見ては何かを考え、交番に行けば何かを考え、病院に行けば何かを考え、いろんなところを回っては考えを巡らせますが、何を忘れているのかさっぱり思い出せません。
可愛らしいがいこつさんが忘れていることを思い出そうと街中を歩き回るお話です。がいこつさんが忘れてしまっていたことはなんだったのでしょうか。そして、それを思い出すことはできたのでしょうか。
がいこつと言えば不気味な印象を受けそうですが、とっても可愛らしいがいこつさんのほのぼの素敵な絵本です。