詩:金子 みすゞ(カネコ ミスズ)
1903年、山口県生まれ。本名・金子テル。筆名の「みすゞ」は信濃の国にかかる枕詞「みすずかる」からつけた。大津高等女学校卒業後、下関の上山文英堂書店に勤めながら童謡詩をつくる。20歳ごろから、雑誌「童謡」、「赤い鳥」、「婦人倶楽部」、「婦人画報」に作品を発表、西条八十ら一部の詩人に注目される。23歳で結婚し、1女を設けたが、創作に夫の理解を得られず3年後に離婚、直後に自ら命を絶った。享年26。6年間に500編以上の童謡を書いた。主な作品...
続きを読む・作品一覧を見る絵:松本 春野(まつもと はるの)
絵本作家・イラストレーター。1984年東京都出身。多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。絵本の著書に『あたたかい木』(星の環会)『Life ライフ』(瑞雲舎)、『おばあさんのしんぶん』(講談社)、『モタさんの“言葉”』(講談社)、3.11後の福島を題材にした絵本『ふくしまからきた子』『ふくしまからきた子 そつぎょう』(岩崎書店)など。NHK『みんなのうた』の原画や、教科書の表紙絵など、映像、出版、広告といった様々な媒体で活動中。
作品一覧を見る監修:矢崎 節夫(やざき せつお)
1947年、東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。詩人佐藤義美、まど・みちおに師事し、童謡・童話などの世界で活躍している。1982年、童話集『ほしとそらのしたで』(フレーベル館)で、第12回赤い鳥文学賞受賞。金子みすゞの埋もれた遺稿512編を発見し、金子みすゞの作品集の編集・発行に携り、2003年、長門市立金子みすゞ記念館館長に就任。
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