この絵本の内容紹介
『何にでもなれる! どこにでも行ける!』
独り立ちするお兄さんの姿を見て、くじらのマーヴィーは、自分は何になろうかと夢想します。
音楽の聞こえる海で歌手。賑やかな海でアイドル。混雑する海でおまわりさん…。
いろんな海を渡り歩くのもいいかも…。まだ見たことがない、様々な景色を見て回ったり…。
「おおきなうみ」は、永遠に広がる人生を、「ちいさなマーヴィー」は、そこにこれから踏み出していく子どもたちをあらわしています。マーヴィーがこれからの自分像や広い海を想像するように、「挑戦すれば何にでもなることができるし、大きな世界が待っている」という子どもたちの持つ無限の可能性をテーマとした絵本です。
マーヴィーが色々な未来像を思い描きながらも、まだ独り立ちできない姿は、読者である子どもたち自身に重なります。
また、子どもたちの可能性を示唆することで、我が子のこれからの成長が楽しみな親の共感まちがいなし!
大きな海に漕ぎ出す小さな帆船のように、子どもの無限の可能性を描く物語を、親子一緒に楽しんでもらいたいと思います!