この絵本の内容紹介
テレビの天気予報が明日の天気を知らせます。
明日の天気はいい天気。
そこで、カエルはお出掛けをしようと考えました。
翌朝、カーテンを開けると外は大雨。
ところが、天気予報は当たっています。カエルにとって雨は何よりもいい天気なのです。
せっかくの大雨に、カエルは居ても立っても居られません。さっそくお出掛けすると、傘も差さずに全身びしょ濡れ。だからこそ、カエルはとっても上機嫌。道行く人は浮かない顔で傘を差して歩いていますが、カエルだけは真逆なのです。
カエルはカツバーガーを買って、それから公園に出掛けます。そして到着すると、公園は水浸しになっていました。その光景にカエルはさらに大喜びです。
せっかくのサクサク出来立てのカツバーガーが雨に濡れてぐちょぐちょ。カエルにとってはそれだから美味しいのです。
食事の後はお昼寝です。もっと水に当たろうとカエルは服を脱いでお昼寝しますが、寝ているうちに雨が上がり……。
道行く人が傘を畳めば、そのときこそカエルにとっては傘の出番。カエルと道行く人の対照的な姿が面白い絵本です。晴れても雨が降っても陽気なカエルの姿を見ているうちに、なんだか雨も悪くないような……気がしてくるはず。