この絵本の内容紹介
「ありさん ありさん どこいくの?」
アリの行列がどこかに向かって進みます。
アリの行列の先には何かが落ちていました。アリが見つけたのは、誰かが落とした食べかけのアイスです。
その先にも何かが落ちています。今度は、カステラの食べこぼしを見つけました。
そのまた先にも何かが落ちていますが……。落ちていたのは怪獣の人形。これは甘くないので、アリの行列はきれいに避けて進みます。
アリが進む先にはまだまだ何かが落ちています。行列の先から「ビチ ビチ ビチ」と音が聞こえてきました。今度は、地面で勢いよく跳ねる魚です。アリが運ぼうとしますが、魚屋さんが慌てて戻ってきました。
アリの行列の先に、今度はアリクイが現れました。アリクイはアリが好物なので大変です。どうなるかと思いきや、飼育員さんが慌ててアリクイを捕まえにきました。アリ達はホッと一安心です。
アリの行列の先には、食べかけのアイスやカステラが落ちていますが、今度は様子が違います。なぜかケーキ屋のおじさんが横たわっているのです。アリの行列は、ケーキ屋のおじさんの顔の上をぞろぞろと進みました。
さらにはアリの行列の先に、なぜか老舗の団子屋のおばさんが横たわっています。この団子屋のおばさんは長々とおしゃべり。それに構わずアリの行列が顔の上を進んでいくと……。
和やかなアリの行列のお話かと思いきや、段々と可笑しな方向にお話が進みます。「ありさん ありさん どこいくの?」を繰り返しながらリズム良く読み進めていくうちに、段々と笑いが込み上げてくるはずです。