作:ピーター・スピア
オランダのアムステルダムに生まれる。世界的に著名なイラストレーター。海軍兵役を終え、オランダの最有力雑誌の記者を数年勤めた後、1952年にアメリカに渡る。精力的な活動は百を上回る作品を生みだしているが、そのどれもが、確かなデッサン力に支えられた詩情とユーモアにあふれ、高い評価を得ている。作品に「雨、あめ」、「きっとみんなよろこぶよ」、1978年コールデコット賞の「ノアのはこ船」(以上評論社)などがある。
作品一覧を見る訳:渡辺 茂男(わたなべ しげお)
戦後1950年代後半から2000年初頭にかけ、欧米の優れた児童文学や絵本の翻訳と紹介、平行して童話や絵本の創作を精力的におこなった。翻訳と創作を合計すると、生涯に300冊もの子どもの本を出版した。代表的な翻訳作品には、『エルマーのぼうけん』、『エルマーとりゅう』、『エルマーと16ぴきのりゅう』(ルース・スタイン・ガネット作、福音館書店)、『かもさんおとおり』(ロバート・マックロスキー作と画、福音館書店)、『どろんこハリー』(ジーン・ジオ...
続きを読む・作品一覧を見る訳:増井 光子(ますい みつこ)
上野動物園初の女性園長として知られる獣医師。コウノトリをはじめ環境の悪化で絶滅の危機に瀕している希少動物の人工繁殖、野生復帰に力を尽くした。小さい頃からの動物好き。麻布獣医科大学を卒業すると上野動物園に入り、女性初の動物園獣医師となる。パンダの人工繁殖に立会ったことで有名になり、多くの女性が獣医師を目指す切っ掛けを作った。
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