画:市川 里美(いちかわ さとみ)
岐阜県生まれ。1971年パリに渡り、独学で絵を学ぶ。優しく繊細な描写に独自の世界を持つ。自作の絵本に『バラがさいた』『ベンジーのおくりもの』『春のうたがきこえる』(講談社出版文化賞絵本賞)、『はしって! アレン』(サンケイ児童出版文化賞美術賞)、『あかいチョウチョ』『おだんごスープ』『お祭りにいけなかったもみの木』『おそとがきえた!』など多数。また、エッセイに『花と私の時間モンマルトルのバルコニー』がある。
作品一覧を見る文:矢川 澄子(やがわ すみこ)
(1930.7-2002.5)東京生まれ、東京女子大、学習院大卒。詩集『ことばの国のアリス』他、小説『失われた庭』他、エッセイ『野溝七生子というひと』他など幅広く活躍。また『雪のひとひら』『サーカス物語』『ぞうのババール』『不思議の国のアリス』などのファンタジー、児童文学の名訳者として、澁澤龍彦の最初の夫人であり、谷川雁の晩年のパートナーであった神秘的な女性として広く知られた。
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