この絵本の内容紹介
カブトムシの入った虫かごを眺めている少年は、昆虫の魅力に触れ、一日、昆虫になってみようと考えます。
最初になるのはカブトムシです。ところが、クワガタのハサミに挟まれ、痛い目にあってしまうのでした。
次はアリになることにします。アリの巣はまるで迷路のようです。ケーキを拾ってアリの巣の出口を目指します。
次はトンボになることにしますが、昔のトンボが巨大なことを知って少年はびっくり!
他にも蝶々やフンコロガシ、ハナカマキリやカイコ、セミやホタルになってみた少年は、昆虫の魅力にますます魅せられるのでした。
昆虫になってみた少年に次から次へと奇想天外な出来事が訪れます。少年の少し間の抜けた様子が面白くて絵本の世界に引き込まれてしまうことでしょう。
「ぐわ————っ!」「でかっ!」など少年のリアクションがとてもユニークで面白いお話です。もし自分が昆虫になったらどんなことができるのだろうか、もし自分が昆虫になったらどんな世界が広がっているのだろうか、そんなことを想像してみたくなるような空想が広がる絵本です。