この絵本の内容紹介あらすじ

北の森にも春がやってきて、くまの親子が洞穴からでてきました。こぐまは、いつもお母さんのまねばかりするので、お母さんから「まねっこくまくん」と呼ばれています。お母さんぐまが水の中をばしゃばしゃ歩けば、まねっこくまくんもばしゃばしゃ歩きます。お母さんが木に登ってはちみつをとろうとすると、くまくんも木にのぼってはちみつをとります。

秋になりだんだん寒くなってきました。くまの親子は温かい洞穴へ帰らなくてはいけません。まねっこくまくんは、お母さんぐまの後を、いつものようにまねっこしながらついていきました。ところが、冷たい雪が降ってきてしまい、くまくんは寒さと疲れで、もう一歩も動けなくなってしまったのです。するとお母さんがくまくんを見つけだして言いました。「さあ、いつものようにまねっこしてちょうだい」

母親の愛情がこぐまを優しく包み込む、心温まる冬のお話。夜寝る前の読み聞かせにぴったりの一冊です。