この絵本の内容紹介あらすじ

おもちゃになったら楽しそうだと思った少年は、一日おもちゃになってみようと妄想を膨らませます。

まず最初に少年がなってみたおもちゃはクレヨンです。ところがクレヨンになった少年は、画用紙に擦り付けられて痛い思いをしてしまうのでした。

次に少年がなってみたおもちゃはコマです。本物のコマのように優雅に回転するはずが、目が回って気持ちが悪くなってしまうのでした。

それでも懲りない少年は、次は塗り絵になってみることにします。ところが、少年は落書きだらけの変な格好になってしまうのです。

他にもけん玉やピーヒャラ笛、カスタネットや積み木、鉄道模型や風船になってみる少年ですが、どのおもちゃになっても大変な思いをしてしまいます。

そして、おもちゃの大変さを知った少年は、遊んだ後はちゃんと片付けをしようと肝に銘じるのでした。


自分自身がおもちゃになってみたらどんな感じなのだろう……と少年のユニークな視点が面白い作品です。おもちゃの大変さをユーモアに描くとともに大切におもちゃを扱うことや片付けをきちんとすることの大切さを描き出します。