この絵本の内容紹介あらすじ

むかし あるところに、シャルルという おおがねもちが いました。シャルルは つめたく いじわるで、こどもが だい だい だいきらい。だいじなものは ただひとつ、おかねだけ。そんな シャルルが、まいとし ふきげんになる じきが ありました。それは クリスマス。シャルルは こどもが きらいなのと おなじくらい、クリスマスが きらいだったのです。 クリスマスの なにもかもが、シャルルを イライラさせました。うつくしく かざられた ショーウインドー、まちに かがやく でんきゅう、たのしそうな こどもたち……。その どれを みても、むねが ムカムカします。

12月のある晩、シャルルは身の毛もよだつような、おそろしいことを思いつき、実行しました。子どもたちがプレゼントをもらえないよう、町じゅうのおもちゃを買い占めたのです。そして、迎えたクリスマスの朝。シャルルは奇跡を目撃します。静かな感動が広がる絵本。