この絵本の内容紹介
トンネルをくぐると、三日月が輝いている、いつでも夜の三日月町。そこでひとりで気ままに暮らしているねこが、ある日、迷子のあひるちゃんに出会いました。どこから来たのか、家族がいるのか、まったくわからないあひるちゃん。ねこはあひるちゃんと暮らしはじめました。
性格も、生活スタイルもまったくちがうねことあひるちゃん。片づけが苦手なねこは、きっちりとしたあひるちゃんにしかられてばかりです。
ある日、ねこは自分がいちばん大事にしていたペンのペン先がつぶされていることに気づき、あひるちゃんのしわざだったので、思いっきりあひるちゃんに文句をいいます。あひるちゃんはトンネルをくぐって、雨の町に逃げていきました。ふとねこがみつけたアルバムに、あひるちゃんがいっしょうけんめい、ねこへの感謝の気もちをペンで書いているのを見つけ、ねこはあひるちゃんを探しに飛び出します。
ふたりぐらしの楽しさと大変さを描いた絵本です。