この絵本の内容紹介
背中のトゲトゲが原因で、自分を嫌われ者と感じていつもクヨクヨしている、ハリモグラのハーモイのお話です。
ハーモイは、背中のトゲトゲでウォンバットさんを傷つけてしまったのに、ごめんなさいが言えなくて、ひとりぼっちになってしまいました。ハーモイの話し相手は、同じトゲトゲのあるサボテンだけ。すぐそばを通るフクロトビネズミさんも、カンガルーさんの親子も挨拶をしてくれず、マツカサトカゲ君には、あっかんベーをされるしまつ。ヘビさんや乱暴なディンゴさんは苦手だから、友だちになってくれなくてもいいけれど……。
ある日、トゲトゲのサボテンに、きれいな黄色の花が咲き、ハチが飛んできたのをみて、ハーモイはうれしくて、みんなを呼びに行きます。トゲトゲをさしてしまったウォンバットさんもいたので、ハーモイは、やっとごめんなさいをいうことができました。そして、サボテンの花を見たあと、うんと遊ぼうね、といってとびはねました。