この絵本の内容紹介
ある日、しまりすのクレがこんこん森に引っ越してきました。木の根元に穴を見つけると、そこに住むことに決めました。クレが枯れ草を集めていると、迷子の子リスに出会いました。お腹をすかせた子リスたちのために、クレは食べ物を探しにでかけました。でも、クレはこの森にきたばかりなので、どこに食べ物があるかわかりません。やぶに入ったり、木の上から見渡してもなかなか見つかりません。
クレが困っていると、きつねの声が聞こえてきました。きつねがぶどうをわけてくれると言うので、うさぎやたぬきが集まってきました。クレも急いで行きました。まずみんなに2個ずつわけてくれました。それから、もう1個おまけをくれることになり、みんなは大喜び。でも、小さなクレの手は2個でもういっぱいです。そこでクレは、ほっぺにぶどうを押しこみました。ぶどうがのっていないクレの手を見たきつねは……。
一生懸命なしまりすと親切なきつねの心温まるお話。