この絵本の内容紹介あらすじ

うさぎの国の十五夜は、年に一度の一大行事です。うさぎ達はお餅をついたり、お供え物を用意したり大忙し。すすきやお団子、にんじん、さつまいもなどを並べて準備しています。やっとのことで準備を終え、夜になるといよいよお月さまを迎える時間。「おつきさまのおでましー」と一斉に頭を下げているうさぎさん達。

でも、お月さまがなんだかヘン。お供え物をパクパク食べ散らかしたり、うさぎを蹴飛ばしたり。それに気づいたうさぎさん達は「たいへんだあ!」「いんちきだ!」と大騒ぎ。

そこで立ち上がるのが、一番体の大きなうさんごろ。昔話の主人公のようにたくましく、「よし、ぼくがあいつをやっつけてくる」と勇んで戦いに向かいます。たくさんの風船を腰につけ、空に浮かびインチキお月さまをポカリ!
空中合戦の末、インチキお月さまをやっつけるのですが、意外な正体に子ども達も驚くのではないでしょうか。

最後は本物のお月さまとうさぎさん達でお月見パーティー、みんなニコニコ楽しそう。お星さまもワインを飲んでいるのが面白いですね。

ごちそうを食べ過ぎてお腹がまんまるになったうさぎさん達とお腹が痛くなって担架で運ばれるお月さま。このストーリー展開が妙に人間味があって大人もクスリと笑ってしまいますよ。