この絵本の内容紹介あらすじ

子どもたちは、おこづかいをためて犬を買うことを計画しました。子どもたちのお目当ては、真っ白なマルチーズです。ところが、子どもたちが買ってきたのは、黒いミニチュア・ダックスフント。なぜ?

子どもたちはペットショップで「耳のかたちが変」で「歯ならびも、なんか変」な黒い犬をみつけてしまいました。その犬は、明日が一歳の誕生日。女主人から、売れ残ったその犬は明日処分される運命だということを聞かされます。そのことを知った子どもたちは、黒い犬のことが気になってしかたありません。

さあ困った。とても困った。いったいどうしたらよいのだろう……。

その結果、あれほど欲しがっていた白い犬をあきらめて、不細工な黒い犬の方を買って、帰ったのでした。

―「月子」と名づけられた黒い犬が作家の家にきてから13年がたちました。成長した子どもたちは独立し、家を出ていきました。

ほんとうにあった愛と涙と命の物語です。