この絵本の内容紹介
おつきさまが、はなしてくれました。なかよしのいぬとねこがいてね。ふたりともおふろがだいすきなんだ。おふろにはいって、しゃぼんだまをつくるのがとくにすきなんだ。
でも、しゃぼんだまは、できるとすぐくっついてわれる。するとたいへんだ。さっそく、けんかがはじまる。「ぼくのは、こんなにおおきくなってたんだぞ」「ぼくのは、きみのなんかより、うんとおおきかったぞ」。けんかはどんどんひどくなったんだ。…
そして、ねるまで、いぬとねこのけんかはつづいたよ。おふとんにはいっても、ねむれないいぬとねこは、もういちどくらっべっこすることをおもいついたんだ。そこで、いぬとねこは、おふろにとびこんだ。
ところが、ふくらましたしゃぼんだまは、くっついてひとつになったんだ。
いぬとねこは、こわれないように、そーっと、そーっとしゃぼんだまをおおきくしたよ。
ちからをあわせたいぬとねこは、すっかりなかなおりできたんだって。