この絵本の内容紹介
ひまわりのたまごから“ひまわに”がうまれました。お父さんもお母さんもとっても大喜び。だけど……“ひまわに”のあかちゃんは、外の世界が恐くて、花びらを開くことができません。そこで、お父さんは“ひまわに”を連れて、旅にでることにしました。旅をしながら、素敵なものをいっぱい見せたら、きっとはなびらを開いてくれる。そう考えたからです。
まずは、お父さんのお友達を紹介しました。でも、“ひまわに”の花びらは固く閉じたまま。次に、おいしそうなりんごを見せたり、素敵な景色を見せたりもしました。だけど、花びらは開きません……。
長い旅をしながら、“ひまわに”はずっと思っていたことがありました。「ぼく、お父さんの顔を見てみたい…」そう思った“ひまわに”は思い切って、はなびらを開いてみました!
ほのぼのとしたストーリーの中で、親子の温かさを感じられる一作です。