この絵本の内容紹介
少年は、お父さんとお母さんと食卓を囲んでご飯を食べているとガリっと石を噛んでしまいます。
口の中から石を出してみると、これは石ではなくて、乳歯だったのです。
抜けたのは下のまんなかの歯。息がスースー漏れるので少年はとっても楽しそうです。
おかずのコーンを歯が抜けたところに挟んでみたり、ジュースのストローを抜けた場所に挿して飲んでみたり、とってもワンパクな少年です。
お父さんとお母さんに乳歯と永久歯の違いを教えてもらったり、歯の大切さを教えてもらった少年は、抜けた歯を綺麗なビンに保存することにします。
抜けた歯が入ったビンをお母さんに見せると、お母さんは歯の捨て方を教えてくれます。
下の歯だったら屋根の上に、上の歯だったら縁の下に、「ねずみの歯より強くなあれ」と大きな声で言いながら投げるのです。
でも、少年が住んでいるのは団地なので屋根も縁の下もありません。少年は、ねずみみたいな歯になってしまうのかと不安になります。
でも、大丈夫。外国では抜けた歯を枕元に置いておくと妖精がやってきてコインに変えてくれるんだとお父さんが教えてくれました。
歯が生え変わることや歯の大切さを教えてくれる絵本です。とっても素敵な迷信も紹介されているので乳歯が抜けるのが楽しみになるお子さんもいるかもしれませんね。
乳歯がグラグラする経験を初めてしたお子さんの不安を解消してあげるのにもぴったりな絵本です。