この絵本の内容紹介あらすじ

子どもは電車がだいすき。姿の見えない車掌さんの停車駅を告げる声。ドアが自然に開いて、見知らぬだれかが現れる瞬間。そんな電車の楽しさがいっぱいつまった一冊です。

あみちゃんは、おばあちゃんに会うためにはじめてひとりで電車に乗りました。お客さんはあみちゃんひとり。「だれか乗ってこないかなあ」。そんなふうに思っていると、車掌さんのアナウンスが聞こえてきます。「つぎは、きゃべつだい。きゃべつだい」。電車が駅に着くと、なんときゃべつのおばさんが乗ってきて!! いちごやま、いもだに、にんじんちょう……。つぎつぎに聞こえる車掌さんの声。今度はどんな人が乗ってくるのかな? ページをめくる楽しさが広がります。

カールおじさんで有名なイラストレーター・ひこねのりお氏の初めての絵本。明るくほのぼのとした世界が魅力です。ピンクのほっぺのあみちゃんとカラフルな野菜のお客さんたちのかわいいやりとりに思わず頬がゆるみます。