この絵本の内容紹介
田植えから稲刈りまで、米づくりを背景にしたきつねとくまの友情の物語。くまを思うきつねの優しさに、心を打たれます。
たらたら山のきつねとくまは、とっても仲良し。何をするのも一緒です。ところがある日、くまが遠くに行って、しばらく戻ってこられなくなりました。春―一人になったきつねは田んぼを見て、いい事を思いつきます。
夏―ぐんぐん育った稲の葉が虫に食べられ、さあ大変! かえるやかもに応援を頼み、稲を守ります。嵐がきた夜は心配で眠れず、あっちに行ったりこっちにきたり。きつねは、いつもいつもお米の事を考えていました。
秋―やっと戻ってきたくまは、田んぼをみてびっくり。なんとそこには、くまの顔が描いてあったのです!
作者が山形県で実際にくまの顔を描いた田んぼを作った体験をモチーフに作った絵本。巻末に、くまの田んぼやお米が出来るまでの様子を楽しく紹介しています!