この絵本の内容紹介
風にまう桜の花びらのように空をとんでみたいと思ったうさぎのロロたちのお話です。
風の日、ロロとおにいちゃんのラン、それに四人の友だちは公園の桜を見にいって、散りはじめたうす紅いろの花びらが空いっぱいに風にふかれてまいあがっているのを見つけます。
「ぼくたちも、とびたいな」といって、みんなは<かぜとびごっこ>をすることにしました。でも、だれもなかなかうまくとべません。しかたなく、たこあげをすることにして、家からたこをもってきます。
ところが、つよい風がふいてきて、ランの大きなたこの糸をもったロロは、そのままつりあげられてしまいます。とばされてしまう、と思ったランはロロの足にとびつきますが、ランもつりあげられてしまいます。
淡い透明感のある絵がロロたちのくりひろげるドラマをかわいらしく表現しています。