この絵本の内容紹介
台湾の国語日報(小学生が読む新聞や雑誌を発行している出版社)が2年に一度、すぐれた童話や絵本に贈る、「牧笛賞」受賞作品。PHP初の翻訳絵本です。
巨人エイトの花園には、一本の木がありました。木はわがままで自分勝手。自分のことしか考えていない木のことを、動物たちは嫌っていました。木はいつもひとりぼっちでした。ところが、エイトとの出会いを通して、木は変わっていくのです。エイトのやさしい言葉は、寂しさでかわいた木の心を潤しました。そして自分のことしか考えなかった木は、みんなを幸せな気持ちにしてくれる木へと成長しました。木は、心にも美しい花を咲かせたのです。読む人の心をほのぼのとさせてくれるお話はもちろん、色鮮やかで味のある絵柄も魅力的。幼児から大人まで、たくさんの人に読んでほしい一冊です。読む度に、きっとあたたかい気持ちになれます。