この絵本の内容紹介あらすじ

何日も雪がふりつづくある日、くらい穴のなかで母ギツネと子ギツネが身をよせあっていました。「かあさん、さむいよう、おなかがすいたよう」子ギツネは、寒さと飢えにふるえています。母ギツネは、子ギツネがねむったのを見届けると、食べ物をさがすために凍りつくような風のなかへと出ていきました。にわとりを捕まえるために村へ、おさかなを捕まえるために池へ行きましたが、どちらも手に入りませんでした。あくる日も、母ギツネは食べ物を探すため吹雪のなかへと出ていきます。すると「チーンドンドン」かねと太鼓の音、そして子どもたちの「こんこんさまに さしあげそうろう」の声が聞こえてきました。この音と声はもしかして……。