この絵本の内容紹介あらすじ

まどから みえるのは、はいいろの たてものと ほしが ななつ。
ねむる ときに なみの おとも きこえない。
ここは、わたしの おうちじゃない。

パパの仕事のために田舎から街に引っ越こしてきたナイラ。慣れない人ごみ、あたらしい学校はさがわしく、パパは忙しくて家でも仕事をしている。思い出すのは、まえのおうちのことばかり。高くしげった木立、空には満天の星空。まどからは海も見えて、夜は波の音で眠りに落ちる。ひときわあかるく輝いて尾を引く「ほうきぼし」だって見たことがある。

ある晩、あたらしいおうちのまどから「ほうきぼし」が見えた。それは地面におっこちて、「ひかりのき」として芽吹き、ぐんぐん育っていく。あとをおいかけて、そしておいついたとき、「まほう」がはじまった――。

少女のとまどいにやさしく寄り添い、新しい環境をうけいれられるようになる過程を色あざやかに描きます。

絵本「ほうきぼしの まほう」の一コマ
絵本「ほうきぼしの まほう」の一コマ2
絵本「ほうきぼしの まほう」の一コマ3
絵本「ほうきぼしの まほう」の一コマ4
絵本「ほうきぼしの まほう」の一コマ5