この絵本の内容紹介
ある すばらしく はれた ひ。
ジム・パンジーは めがさめて、なにもかも きに いらないことに きづきました。
おひさまは てりすぎるし、そらは あおすぎる。
そのうえ、バナナは あますぎる。
ジムはモヤモヤ、イライラ。ジャングルの仲間たちはジムの気分をかえてやろうと、色んな楽しいことに誘います。「いっしょに うたおうよ!」「みずあびしょう!」「ダンス!」。でも、どれもやる気になれません。「どうして ごきげんななめなの ジム?」みんながききます。「きげんわるくなんか ないってば!」どなってその場から逃げ出してしまいました。
ひとりになったジムは、「わるかった」と思いました。みんなに、そして、だれよりも自分自身に。「ぼくは きげんが わるかったんだ」――。
「ごきげんななめ」も心を守るために必要な大切な感情です。子どもたちに、感情との付き合い方を楽しく教えてくれる絵本です。