この絵本の内容紹介
大都会に、小さな子どもがひとり。行方不明の飼い猫を探して凍てついた街をゆきます。雪が吹雪になるころ、たどり着いた家で、「きみはきっとだいじょうぶ」そう祈る願いごと家族に抱きとめられるとき、冬の街さえも、あたたかいものとしてわたしたちの心にせまります。
文字のない絵本『おはなをあげる』(ポプラ社)でカナダ総督文学賞、ニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞などを受賞。『うみべのまちで』(BL出版)で、2018年のケイト・グリーナウェイ賞、産経児童出版文化賞翻訳作品賞を受賞するなど、「物語る絵」に定評のある著者が、初めて絵と文章の両方を手がけた作品です。2019年のニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞、2020年のエズラ・ジャック・キーツ賞などを受賞。