この絵本の内容紹介あらすじ

犬のエルフィーと「ぼく」は、一緒に成長していきます。でも、エルフィーのほうが早く大きなっていくのです。

お兄さんと妹もエルフィーのことが大好きですが、エルフィーと一番仲良しなのは「ぼく」です。

エルフィーが悪さをしたとき、家族はすごく怒ってしまいます。でも、大好きなエルフィーに「好き」ということはありません。家族のみんなは「好き」と言わなくてもエルフィーはわかっていると思っていたのです。

「ぼく」が大きくなるにつれて、エルフィーはぶくぶくと太っていきました。そして、年をとったエルフィーは寝ていることが多くなり、散歩に行くのを嫌がるようになりました。

エルフィーのそんな様子が心配になり、獣医さんのところで診てもらうことになりますが、年をとってしまっただけで獣医さんにできることは何もありません。

「ぼく」は寝る前、エルフィーに必ず「大好きだよ」と伝えます。ところが、ある日の朝、「ぼく」とエルフィーにお別れがやってきます。エルフィーは年をとって死んでしまったのです。

家族みんなは大好きだったエルフィーを庭に埋めると、肩を抱きながら泣きました。でも、「ぼく」はみんなに比べれば、いくらか楽な気持ちでした。エルフィーの死に直面したとき、「ぼく」には一つの慰めがあったのです。

その慰めとは何だったのでしょう。


この絵本は、言葉に出して気持ちを伝えることの大切さを描いたお話です。大好きな家族や友達に素直な気持ちを伝えることができたなら、なんと素晴らしいことでしょう。きっとその気持ちを伝えたくなるはずです。