この絵本の内容紹介あらすじ

ゴリオは、とってもかしこいゴリラ。動物園では、なに不自由なく暮らしています―と見えて、実はさびしかったのです。友だちがいなくて。ある日、そのことを世話係の人に話すと(なんと、手話で人間と話をするのです!)、小さな子ネコを連れてきてくれました。名前はヒメちゃん。でも、ネコがゴリラの友だちになれるのかなあ?

作者のアンソニー・ブラウンは知る人ぞ知る「ゴリラ好き」。
1983年に、その名もずばり『すきですゴリラ』(あかね書房)で最初のケイト・グリーナウェイ賞を受賞して以来、たいていの絵本に、どこかしらゴリラが登場しています。
2005年には、ゴリラ界の伝統的英雄を題材にして『アンソニー・ブラウンのキング・コング』(平凡社)を出版。本書でも、愛情あふれる精緻な描きっぷりに、彼の並々ならぬ傾倒ぶりが遺憾なく発揮されています。