この絵本の内容紹介あらすじ

日本画を思わせる、趣のある漁村の風景や、鮮やかな竜宮城の世界の中に、可愛らしい太郎や乙姫が描かれています。野山の緑は“クレヨンの緑”だけでなく、青いもの、濃いもの、霞んだもの、新芽の緑や老松の緑まで、一枚の絵の中にたくさん見つけることができます。海の色も同様に、波間から水平線まで、「青」という一言では表現しきれない色彩が描かれています。美しい風景の中に登場する太郎は頬はふっくらとし、瞳は黒目がちでキラキラと輝いたかわいらしく親しみやすい姿です。はじめて出会う「うらしまたろう」にふさわしい、美しい絵本です。